クリニックの原状回復費用とは?費用相場と注意点を解説します!

2025/12/04

病院の外観写真

「閉院」「移転」「リース契約満了」・・・こうした場面で避けて通れないのが原状回復工事です。


内科・歯科・美容皮膚科など、様々な医療テナントがありますが、クリニックの原状回復は一般のオフィスや店舗とはまったく別物です。


医療用の特殊設備や配管・電気まわりの仕様、衛生基準などが絡むため、費用も手間も変わってきます。

今回は、「クリニックの原状回復費用」について、具体的な内訳・相場感・注意点をお伝えします。


クリニックの原状回復とは?

クリニックは他のテナントと違い、医療機器の配線・配管が複雑に組まれていたり、床・壁材が消毒対応の特注素材であることが多く、原状回復の範囲が広くなりがちです。


不動産契約書には「原状回復義務あり」と書かれていても、「スケルトン返し(スケルトン状態=構造体むき出しに戻す)」が求められるかどうかで費用が大きく変わります。


クリニックの受付内装

原状回復費用の内訳は?現場で実際によくある項目をご紹介

以下が、クリニック退去時によくある原状回復項目の一例です。

項目 内容 費用目安(坪単価)
解体工事 間仕切り壁、受付カウンター、造作棚などの解体 1〜1.5万円/坪
電気設備撤去 照明・スイッチ・分電盤・医療機器専用回路など 0.5〜1万円/坪
給排水設備撤去 手洗い場・ユニット・洗浄配管・給湯器など 0.5〜1.5万円/坪
天井・壁・床の下地処理 壁紙・ビニル床シート・抗菌パネルなどの撤去・補修 1〜2万円/坪
廃材処分・運搬 医療ゴミ・混載産廃の分別対応 現場により大きく変動
仮設・養生費 共用部・搬出経路の保護、エレベーター使用制限など 数万〜数十万円


特に歯科・内科・美容クリニックは配管系統が複雑で、撤去時に「床を剥がして下から処理」する必要があり、費用が跳ね上がるポイントになります。

項目

解体工事

壁紙・ビニル床シート・抗菌パネルなどの撤去・補修



バインダーと聴診器

クリニックの原状回復の費用相場

実際の現場での費用目安は以下のとおりです。


  • 10〜20坪の小規模クリニック:100万〜250万円
  • 30〜50坪の中規模クリニック:300万〜600万円
  • 50坪超の大型クリニック:700万円〜1,000万円超


物件の構造(RC造 or 軽量鉄骨など)や、どこまで回復義務があるか(スケルトン or 一部)によって大きく前後するため、実際は物件により大きく変動します。


問診票と体温計と電卓

注意点:事前に知っておいてほしいこと

クリニックの原状回復を行う際、事前に知っておいてほしいことは以下の3点です。


① 「スケルトン返し」は契約内容で必ず確認

賃貸契約書を確認し、「現状渡し」で良いのか、「スケルトン返し」かを明確にしておきましょう。

オーナー側と工事業者の間で認識のズレが起きやすいです。


② 医療機器撤去や処分は別途

ユニットやレントゲン機器などは、専門業者の対応が必要な場合があります。

そのため、原状回復費用には含まれないケースが多く、別途見積もりが必要となるので注意が必要です。


③ 計画は3ヶ月前からが理想

内装解体やライフライン撤去は管理組合の承認や日程調整が必要なため、ギリギリの退去申請だと余計な費用がかかりやすいです。


医療スタッフの男性

費用を抑えるコツとは?


費用を抑えるためには以下の3点を踏まえると、良いでしょう。


  • 複数業者に見積もりをとる

相場観の把握をするためには、複数の業者に相見積もりを取ることが有効です。
原状回復工事業者の中には相場よりも高額な見積もりを出す業者もいるので、しっかり確認しておきましょう。
 

  • 「内装工事業者」よりも「原状回復専門業者」に相談

原状回復工事は、原状回復工事の経験が豊富でないとわからない部分も多くあるため、内装業者よりも原状回復専門業者に相談することでできる限りコストを抑えた工事が行えます。
 

  • 既存設備を残しての再貸し出し交渉(オーナーによってはOKなケースあり)

次の入居が決まっている場合や、オーナー様により、既存の設備がまだ使える状態なら残しても良いという場合もあります。

そのような場合は設備の処理費用分がなくなりますので、コストカットになります。

ただし、既存設備を残す交渉は、原状回復工事業者にも相談し、一緒にオーナー様と交渉するようにしましょう。


医療スタッフの女性

GENPUKUではクリニックの原状回復も対応しております!

いかがでしたか?

クリニックの原状回復は、特殊設備と衛生基準の絡みで、見えないところに費用がかかりやすいです。

「なんでこんなに高いの?」と思われる部分ほど、実は現場の職人や設備業者が丁寧に対応している重要箇所です。


閉院・移転を検討中の先生方は、早めに現地調査とオーナーとのすり合わせを行い、「どこまでが義務なのか?」を明確にしておくことを強くおすすめします。


無料の現地調査(最短即日対応) や消防設備、C工事にも対応可能しており、 スケルトン工事・間仕切り撤去も一括対応可能です。

ビル指定業者との連携も対応いたします。


「退去まで時間がない」「何を直せばいいのか分からない」など不安がある方もお気軽にご相談ください。

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